第4回One Bridge セミナーが開催されました

Event Date: 11.11.2019

2019年度第4回One Bridgeセミナーが一橋大学国立キャンパスのマーキュリータワーで開かれました。今回は大和総研にてサステイナビリティを担当されている河口真理子氏をお招きし、‟持続可能な形にわたしたちの社会を変革するとは?”と題してお話しいただきました。

はじめに、環境活動家グレタ・トゥーンベリさんの国連気候行動サミットでのスピーチ動画を視聴しました。そして、現在の経済活動の活発化が引き起こした地球環境問題として、

様々な有害物質の大気中への流出による気候変動の激化、森林減少、オゾン層の破壊。
産業廃棄物や大量のプラスチック投棄による海洋汚染の深刻化。
海洋汚染に加え乱獲による絶滅寸前の種が数千まで増加している現状。
これらすべてが生態系を破壊する問題であり、ゆくゆくは経済基礎の破壊につながっていく実情。
を説明をされました。

 

次に、国際社会が目指すべきSDGs(持続可能な開発目標)の17ゴールが設置されたことに触れ、先進諸国の途中経過を色別に一覧表で示されました。17ゴールすべてを達成できつつある国はなく、特に2つのゴール(生産と消費・気候変動)はすべての国で達成が困難な状況で日本についても同様だと説明されました。

 

さらに、「エシカル(環境・社会に配慮した)」な行動についてお話をされる中、環境の変化に応じて地球と人間の関係も変化し、所有からシェアへ、競争から共成へと社会が「パラダイムシフト(認識の転換)」している現状を話されました。政府も企業も「エシカルにパラダイムシフト」し、大量生産・大量消費から環境に配慮した製品の開発へシフトしているものの、エシカルな消費行動が必要不可欠であると説明。河口氏自身も「プルタブバッグ」を購入したというお話をされ、少し値段が高くともエシカル製品を購入するという選択肢を示されました。SDGsやエシカルな取り組みに積極的な国に留学した学生もおり、非常に熱心に河口氏の話を聞いていました。

 

最後に、”Nature Is Speaking”「自然が言葉を持ったら、何を人間に語りかけるだろうか?」 というコンセプトで制作された映像シリーズより、”Mother Nature”を視聴しました。これは、女優ジュリア・ロバーツさんが、その活動の趣旨に賛同し朗読したショートフィルムです。映像と音声が素晴らしく、河口氏のお話を聞いた後での視聴でもあり、参加者一同心動かされることとなりました。

 

参加者からは「自分の普段の消費活動から環境問題の解決に寄与していこうと思いました。」「セミナーの前までグレタさんにかなりネガティブな印象を持っていたが、環境問題や企業の取り組みについての話を聞きどのように人々の関心、意識をあげられるのかを改めて考えました。」といった感想が聞かれました。