米子プロジェクトの最終発表会が米子市にて実施され、現地の新聞にも大きく取上げられました。

IMG_3719米子プロジェクトとは、一橋大学の卒業生で鳥取県ご出身の吹野博志氏のご後援により、鳥取県米子地域を中心とした地域の関係者とSSPの学生が協働で行っているプロジェクトです。

5月14日・15日にわたり、SSP第2期生7名がアメージャン教授同行のもと、鳥取県米子市を再訪し、米子市への観光客誘致を目的としたプロジェクトの最終発表を行いました。

最終発表会の様子は、山陰地方の有力紙にも大きく取り上げられました(詳細はこちらをご覧ください)。

以下は、第1回米子プロジェクトに参加した学生からの最終発表会のレポートです。
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5月14日と15日に米子を訪問し、プロジェクトの最終発表を行いました。テーマは米子の観光戦略でしたが、米子のことをほとんど知らない上で案を発表した前回とは異なり、今回は前回の視察や現地の方のフィードバックを受けた上で、より現実的、具体的で、かつ学生らしい目新しい観光戦略案を提供できるように努めました。

 最初に、米子がなぜ観光を盛り上げたいのか、という部分が現地の人の中でも不明確だと感じたので、僕たちは‘米子のファンをつくる’を観光戦略の目的に設定しました。なぜなら観光客のファン化は、彼らに米子への長期滞在・再訪問を促し、最終的には移住者となって地域の活性化を導けるという長期的なメリットがあると考えたからです。そのためにターゲットを欧米系、中国人、日本人の3つに設定しました。1番目の欧米系では、彼ら独特の、定番観光地やツアーを好まない自由な旅行スタイルに合った観光サービスを提供するため、米子市街地の空き家を改築して、Airbnbを使って彼らに貸し出すことを提案しました。2番目の中国人では、彼らの、爆買いから日本の文化・自然への嗜好のシフトに着目し、米子の文化・自然を堪能出来る‘爆体験ツアー’を考案し、それをWeiboとWeChatで宣伝することを提案しました。3番目の日本人では、米子の市街地の加茂川を中心とするエリアを、空き家を無料で貸し出し、レストランやカフェなどの起業資金を援助することで、活性化し、歴史的な街並と自然、人々の生活がミックスした‘パリ’のような雰囲気を生み出すことを提案しました。前回の現地訪問では米子の市街地は人通りが少なく、活気がないと感じたので、このエリアが米子市民の憩いの場になれば、米子市民もよりここでの暮らしを楽しく感じ、米子のファンになるのではないかと考えました。現地の人が自分の街のファンであることは、その街の雰囲気を良くし、観光客を呼ぶ上でとても重要なことです。最後に米子全体のプロモーション方法として、オーストラリアの‘The Best Job in the World’キャンペーンに倣って、米子に’日本最高の仕事‘を作り、米子に全国的な注目を集めることを提案しました。

 発表を終えて、現地の方達からは、新しい視点を提供するという点で、高く評価していただきましたが、米子市と結びつきが強い大山のエリアを案に含めてほしかったという声が多く聞かれました。実社会では、単に自分たちが良いと思うものを一方的に作るのではなく、相手のニーズも答えることが、提案を実行に移して行くという点では、必要になっていくということを感じました。