2017年度の第2回One Bridgeセミナーが一橋大学国立キャンパスのマーキュリータワーで開かれました。今回は株式会社 フィリップス エレクトロニクス ジャパンの人事部長 水上雅人氏をお招きし“Leadership to Everyone”と題し講演をしていただきました。
講演の最初に、水上氏から議論を通して学ぶことの意義と、議論のルールについてお話しがあった後、まずリーダーシップとは何か、について考えていくことになりました。水上氏はまずリーダーと呼ばれるような人には権威があること、そしてその権威には公式のものと非公式のものがあるというお話をしてくださいました。学生たちは実際にリーダーと呼ばれる人がどのような権威をもつか、リーダーと思われる実在の人物を挙げ、議論を通して考えました。
その後、高校の部活動の例をもとに、リーダーとリーダーシップは異なるというお話がありました。リーダーシップには必ずしも権威は必要ではなく、大事なのは権威がなくとも行動をするリスクを負って、他者に働きかけることであるということでした。今回も渋沢スカラープログラムの学生だけでなく、大学院生や他学部生など多くの受講生が参加していました。ネットワーキングの時間には、学生が講演についての質問を水上氏に尋ねる姿や、学生同士で内容について議論する姿が見られ、大変有意義なセミナーとなりました。